エーカーは主に土地の広さ・大きさを表示する単位のひとつで「ヤード・ポンド法」の面積の広さを示す単位です。
海外の著者の翻訳本などを見ていると、このエーカーという単位は割りと目にする機会が多いかと思いますが、これはメートル法に移行した現在であってもイギリスやアメリカ合衆国では土地の広さを示す単位として「平米」ではなくエーカー単位がまだまだ主力の単位として使用されている為です。
現在の日本では土地の広さを表示する単位として平米の他にも「坪」という独特の単位がありますが、日本国内では坪単位が広く認識されているようにアメリカやイギリスではエーカー単位が広く認識されているという事です。
1エーカーの広さは、平米単位に換算すると4046.8564224平米となります。
これは国際標準としてのエーカー単位です。(SI単位)
国際標準単位であるメートル法による平米単位で見ると4046.8564224平米となりますが、少し馴染みのある平米単位に換算したとしても1エーカーの広さのイメージが正直わきにくいですね。
そこで1エーカーの広さのイメージを更にわかりやすい例として1辺の長さが63m程度の正方形の土地をイメージします。
厳密には1辺の長さが63.62mの正方形の土地が1エーカーの広さに該当しますが、こうして見ると1エーカーの大きさが何となくイメージしやすくなってきたのではないでしょうか?
1エーカーの土地の面積がイメージできたところで、今度は日本に馴染みの深い坪単位に面積を換算してみましょう。
坪への換算に関しては1平米に対する坪の大きさの換算を利用します。
平米から坪への換算を行う場合には平米数を「3.305785」で割ることで坪数を算出することが可能です。
1エーカーの土地の広さは前述したように4046.8564224平米ですから、
4046.8564224÷3.305785
=1224.1741136825292
となり、約1224坪の大きさの土地が1エーカーの土地の広さという事になります。
畳の大きさで言えば2250枚ほどの大きさですから結構な広さの土地であることがイメージできますね。
土地の広さを示す単位であるエーカー「acre」の語源はギリシャ語の「ager」から来ていると言われております。
ギリシャ語でエーカーは「くびき」を意味する言葉であり、2頭の牛が1日間で耕すことが可能な土地の広さを1エーカーの面積としたとされております。
前述したように1辺の長さが63.62mの正方形の土地が1エーカーの広さに該当しますから、牛2頭であれば1日で田畑を耕す事は確かに可能な広さと言えそうです。