北海道や東北地域の女性は色白の美人が多い。
そんな噂話を耳にされた方は意外と多いのではないでしょうか?
この噂に対する真相は、統計的な範囲で見ると本当であると言えます。
雪のイメージが強い北海道や東北地域ですから色白の肌のイメージはこの雪の色のイメージから来ているようにも感じられます。
しかし、北海道や東北地域の女性が色白の女性が多いという話をイメージではなく実証できる可能性もあります。
この皮膚の色に影響を及ぼす原因となるものが紫外線による影響です。
実は紫外線の量は季節変化や時間帯による変化だけでなく地域によっても放射量が大きく異なるという特徴があります。
特に日本は縦長の地形をしていることも大きく関係しております。
北方に位置する北海道や東北地域の紫外線量は南側の緯度に位置する地域と比較すると圧倒的に少ない事が明らかであるためです。
その為、紫外線が肌の色に大きな影響を与えている可能性は否定できません。
太陽光線に含まれている紫外線の量は南の地域になるほど光線の強さが増すことは既に確認されている事実です。
この紫外線は「メラニン」と呼ばれる成分を生成する働きを持っております。
メラニンを多く含む皮膚は茶色みを帯びてくるため、紫外線量が多くなるほど皮膚の色が茶色みを帯びてくるようになる訳です。
尚、日焼けのメカニズムもまたメラニン色素の影響によるものです。
南国地域の人が比較的色黒であるのもこのメラニン色素の影響を受けていることは間違いありません。
日本は明確な四季があるように、世界でも数少ない縦に長く、かつ四方を海に囲まれている島国です。
北端の北海道の紫外線量と比べて南端の沖縄の紫外線量は実に2倍程度の紫外線量となることも確認されております。
※沖縄の紫外線量は北海道の約2倍
これは日本に限る話だけでなく、世界的に見てもやはり、ロシアやノルウェー、カナダなどの北半球に位置する国の方々は色白の人の割合が高くなります。
尚、色白の美人が多いという話は良く耳にしますが、色白美男子が多いという話はあまり耳にしません。
しかし、この紫外線量の問題は性別は関与しない為、北海道や東北地域の男性もまた色白である人の比率が高い傾向にあるのは言うまでもありません。
ですから色白の肌をキープしたい場合は、やはり日焼け対策として日焼けの原因である紫外線対策を行いメラニン色素成分の増加を抑制する事が大切となります。